眠りの森 [後記]
お疲れさまです。如何でしたでしょうか。
征士が中心といいながら、またもや征士自身の出番がほとんどないという、偽りの征士話です。
何故か、征士がらみって、この手の話が多いような気がします。
入院してたり、手術してたり、ひたすら眠ってたり(笑)。
うちの眠り姫は、なかなか自分で動いてくれる気がないようです。
なので、次こそは征士自身がちゃんと動く話を書きたいと(野望だけは)持っておりますので、よろしくです。
夜光の話に関しては、随分と前からネタだけはありました。
出逢いの場面なんかは、それこそ「鼓動」を書くよりもずっと前に出来てたりして。
でも、今回改めて書いて、たくさんたくさん変化がありました。
最期の場面にしても、ああなるとは昔は考えてませんでした。
こういった変化があったのは、きっと私自身にも変化があったせいだろうなあと思います。
だから、ネタが出来たからと言って、急いで書かず、ずっと温めて来たことは間違ってなかったのだと思います。
まあ、そういうことを言いだすと、もし、あと数年後にこれを書いていたら、また違った2人の関係が書けたかもしれないなあとも思いますし、そうなると、いつ書き出すかによって、物語が全然変わってしまう。
やっぱり「いつ書き出すか」っていうのは一種の賭なのかも(笑)。なんて。
今回の話は、書いている間に色々な事がありました。
ある意味、日本中が少し変わってしまったと思います。
でも、彼等の話の中では、その影響はなくしたい。
読んでて楽しい物が書きたい。と切に思います。
それは、心のリラックスであったり、癒しであったり。
少しばかり落ち込んでいた時も、皆様の暖かいお言葉で勇気がでました。
私達が生み出している物語は、形のあるものではないけれど。
物質としての支援ではないけれど。
それでも。
形のないものだからこそ、大切なものだったりするのかもしれません。
だってほら、「本当に大切なことは目に見えないんだよ」By星の王子様
だから、これからも、皆様に楽しんでいただけるものを書き続けて行けたらと思います。
そして、今回はちょっとしたおまけページを作りました。
というか、本編に入れるわけにはいかないが、短編で製作するにも短すぎ、というような後日談のエピソードを、少しだけお披露目したいと思います。
そして、伸をはじめ皆を、これからも応援してやってください。FARADON 記