握りしめた真実 [後記]
お疲れさまです。如何でしたでしょうか。
途中、何度か「秘密の扉」に更新を阻まれてしまいましたが、なんとか完結致しました。
最終話記念(?)に私のご贔屓コンビ、沢木君や川越君まで特別出演してくれましたし。
読み返してみると、実は小次郎よりたくさん喋っていた沢木君。何故だ?
まあ、この時期の小次郎サイドの話も、いつか書きたいなとは思っているので、今回は勘弁してね、ということで。
まだまだ、先は長いぞ。なんたって彼らはまだ小学生。(笑)そうなのです。これは長い長い若島津兄弟の人生の中のほんの序章でしかありません。
これからも彼らはいろいろと悩みながら成長していく事でしょう。
最初の難関は、健の東邦行きと、愁の高校進学かな?
恐らくこの兄弟、冬に親父と大喧嘩する事になるでしょう。(親不孝な奴らだよまったく。)健は、ただでさえ頭の固い親父さんに、どうやって東京での寮生活を納得させるか。
愁は愁で、地元の普通校ではなく、森さんの行ってる大学付属の医学校を希望したりなんかしてます。ま、先の話ですけど……
これらの話は皆様のご希望によって、書かれるかどうかが決まってきます。(いつもそうやって逃げるな)
でも、ここまでオリジナル色が濃くて、はたしてC翼小説と言えるのかは疑問ですが。
こんな話でもいいから、続きを宜しくといって下さる貴重な方。いらっしゃいましたら、お知らせ下さい。今回の話は、私にとって初めての、結構長い期間の話になってます。
考えてみれば、C翼もトルーパーも長くてせいぜい1週間あるかないかの期間に起こった事件(?)等を書いていたのに、今回は中間試験の発表時期、つまり5月頃にはじまって、ラストシーンは8月1日の全国大会準決勝の日です。
愁に色々な事を体験させたくて、ホントに引っ張り回しまくってしまったようですが、その度に愁がいい男になっていってくれて、嬉しさに頬を緩めながら書いておりました。←親バカ?
私には医学の知識も登山の経験もありませんが、(姉は本当に山岳部に入ってましたけど)少ない知識を総動員して、書いたものですので、矛盾や間違いがきっと色々あると思うんですが、それに気付いた時はこっそり教えてください。
あまりにもあまりな間違いを見つけた時には、小説の内容が書き換えられているかも……?御来光に関しましては、私自身は見たことはありません。
でも、先ほども書きましたが私の実の姉が大学時代山岳部に所属しておりまして、話は聞いたことがありますし、写真なんかも見せてもらいました。
写真だけでも、本当に綺麗なんですよね。ああいう景色って。
もともと、海ーとか山ーとか大好き人間ですし、(海を見ながらぼーっと数時間過ごせる人間です私)ああいう大きな風景を見ると、自分の小ささが身に染みて解ります。
谷川岳に行って、ポロポロ泣いたこともあります。(まあ、これは景色に感動しただけじゃなくて、別の原因もあったのですが……ホントはローツェ南壁に行きたいよ〜)←解る人はすごいぞ!お友達になりましょう♪
別に私はさほどアウトドア派な人間ではないのですが、以前、姉と一緒に大阪からわざわざ長野まで、芝居の野外ステージを観に行った事がありまして、その時、ちょうど大学生だった姉のたっての願い(?)で、強制的にホテルではなく、寝袋とリュックを背負って、キャンプさせられた経験があります。
星空の元で観た芝居も面白かったし(『想稿・銀河鉄道の夜』という芝居です。)テントの中で寝袋にくるまって寝るのも楽しかったし、今でもあの時の自然の中で過ごした時間は、貴重な思い出ですね。沢山の経験を積んで、いろんなものを好きになって、愁がどんどん成長していってくれますように。
私の大好きな若島津健という人間から派生して創り出された若島津愁。
私には男兄弟がいない分、ずごく憧れてたんです。兄弟っていうものに。
だから、あんな素敵な健のお兄さんなんだから、きっとすごい素敵な人なんだろうなあ・・・って。
それが、愁を創り出したきっかけです。
愁のキャラクターや性格なんかは、きっとこれからも少しずつ変わってきます。基本はクールな人だったはずなのに、書き出すと心の中は熱い人って感じになってしまいました。何故だろう。
とりあえず、健と比べると、穏やかな人にはなりそうですが、いつか涼子さんを巡って森さんと対決する日が来るのではないかと……(嘘々)
涼子さんへの恋心は、愁にとって、永遠に消えない想いです。
なんでこう私は叶わない想いっていうのを書いてしまうんだろう? と、たまに思いますが、まあ、好きなんですね、単純に。こういうシチュエーションが。(頑張れ、反町)←なんで?なんだか、まとまりのない文章で、しかも作品自体もC翼小説なんて呼べない代物ですが、私の大好きな若島津兄弟の成長物語です。
今後とも、彼らを宜しくお願いします。FARADON 記