サクリファイス [後記]

お疲れさまです。如何でしたでしょうか。
アンドロメダ島での修業時代。ずっと書きたかった時代の話でした。
ってか、どうして私はこうもマイナーな話が好きなのかなあ。どうしても王道って奴が書けないみたいです。
おかげで、皆様も、おんやぁ、よりによって何でこんな話をって思う方、多いのではないでしょうか。
そのうち王道の氷河瞬とか一輝瞬とかも書きたいです。(それが王道なのか!?)

瞬は謎です。
その解らなさ加減が、私が瞬を好きになった理由です。
一見するとただ優しい可愛い子に見えたのですが、時々彼はぞっとするような表情を見せるときがありました。(妄想度120%)
だいたい、本当にただ優しいだけの子なら、自分の力をいかにも出し惜しみしてますよ的な言い回しはしないんじゃないかなあ。最初の邪武との試合しかり、その後のあらゆる聖闘士との戦いしかり。
本気をだしたら、相手を殺しかねないから、怒らせないで欲しい。戦いを止めて欲しい。
「貴方とは戦いたくない。」「傷つけたくない。」ってこれ、裏を返せば、戦ったら貴方を傷つけられる自信がありますよって宣言してるようなもの。とっても相手に対して失礼で、傲慢な物言いです。
瞬ほどの頭の良い子が、それを言ったら相手が怒るってことくらい解らなかったのでしょうか。
それは少し信じがたいかも。
だから、謎なのです。

でも、私は瞬を、私が嫌ってる正義感を振りかざしている善人とは考えてません。
むしろ、自分の罪を知っていて、それを誰かに裁いて欲しくて仕方ないんじゃないかなあって。
瞬は原作で何度か一輝兄さんに自分を殺してくださいって言ってます。殺生谷しかり、ハーデス編しかり。
そうやって、瞬ってずっと自分を殺してくれる人を捜してたんじゃないかなあって。
で、その理由として、「目には目を。」
そんな気がしたのです。
死に場所を探すなんて、まるで土方さんだわ。(違)

 

氷河は瞬に生きて欲しいと心から願ってくれる人です。
恐らく瞬が自分を殺して欲しいって言っても殺してあげることは出来ないでしょう。
一生懸命に瞬に生きる意義を説明し、解って欲しいと願うことでしょう。
レダは逆に、瞬を殺すことが瞬を救うことなら、むしろ殺してあげたいと考える人です。
まあ、だからってどちらが正しいかなんて解りませんし、一般的には氷河の意見のほうが支持率高そうですけどね。

今回の話は所々、アニメに実際にあった場面とリンクしておりますが、まったく別物と考えたほうがいいような気がします。だって、今更ながらアニメのサクリファイスの場面見直したら、雨なんか降ってないわ、兄さん思いっきり瞬を励ましてるわで、私の小説の中の瞬の心境になどなるはずのない場面となってしまっているではないですか。
これはいかん。いかんぞ。
レダの居る場所が無くなってしまうではないか。
と、いうことで、これはオリジナル設定です。(いつもこれだよ)

で、調子に乗って、(というかリクエストをいただいたので)「サクリファイス」の番外編ショートショートを書こうと思ってます。次週。
そして、これでいちおう「サクリファイス」ってかレダは終了です。
次にお目見えする日があるかは、まだぜんっぜん解りませんが、どうか忘れないでやってください。
そして、ショートショートはイラスト付きの可愛いお話になりそうです。
なんたって課題が「ひとときの安らぎ」。
そちらのほうも宜しくですです。

何が正しいかなんて解らない。
周りにとって間違ってることでも、それが当人にとって真実なら、それは正しいことなんだと。
私の聖闘士小説は今後もそんなふうな物語になるでしょう。

どうも聖闘士小説は、トルーパーより更に戦うことの正義について考えてしまうのは何故だろう。
きっとこれは暗黒聖闘士の所為だ。うんうん。
正義なんてくそくらえ。暗黒万歳。
どうやらおあとがよろしいようで。

砂と岩だらけのアンドロメダ島。
それでも、そこは彼等にとって必要な、大切な場所だと信じてみたいです。

FARADON 記 

 

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