ナイモノネダリ [後記]
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お疲れさまです。如何でしたでしょうか。
今回は、朱雀以外の奴等の過去のこだわりへの話となりました。
今まで、かーなーりー朱雀ばかり描いていたような気がするので(二分の一以外)、たまにはこういう型式もいいかなあ……と。
といいながら、全話に登場するのは朱雀のみ。というところが私の私たる所以でしょうか。朱雀の過去に関しては、そのうち裏で別個に描いてみたいなあと思っております。
その時は、亜門もでない完全オリジナルになるでしょう。(←だから裏なんだけど)さてさて、一部の方はお気づきでしたが、今回の話で、ようやくあの方が登場しました(笑)。
まだ、エスメも生きてる頃なので、精神的に余裕があるのか、随分と周りに対して穏やかでございます。きつい修行と納得のいかない師匠の態度に不平不満はあるものの、彼には「強くなる」という明確な目的がありますので、その為に師匠をも利用しているという感じですね。
そして、疾風にとって、このお方はこの時点で特別な人になっております。一輝にとっても疾風って弟と重なる部分があるので、ついつい相手をしてしまうって所があります。
もちろん、疾風と瞬は全然似てないのですが、一輝という人物が完全に「お兄さん」気質であるということでしょうか。疾風に限らず、暗黒達の深層心理に流れている根底の想いは「其処にいていい」という言葉だったり、存在を認めてくれる誰かだったりします。
だから、一輝様が自分達を必要としてくれるなら、それで充分。
誰かに必要とされるということが彼等の救いのひとつ。
という話になるのはまだ先のことだと思いますが。今回の話は、内容的に気分が重くなる部分が多々あったかと思います。
なんなんだよっっこれはっ、とか、すんげえ気分悪いぞこんちくしょーとか思われた方もいらっしゃるでしょう。
でも、今回は、むしろそういういやーな気分を味わわせる為の作品作りをしましたので、そう思っていただけたら、むしろ成功なのです。(←ひどい奴ですみません)こんな彼等だからこそ、暗黒なんだって。きっと私も自分自身に言い聞かせたいのかなあ……なんて。
暗闇の中、手探りで歩いている彼ら。
どうか、ほんの僅かでもいいから、彼らのことも愛してあげてください。
FARADON 記