Monologue[後記]

お疲れさまです。如何でしたでしょうか。

今回、かなり当麻が愚痴っております。書いていて少し可哀想にもなりました。
今回の話は、完全なる当麻の愚痴であり、モノローグです。
なので、物語も支離滅裂で、色々と言いたいことが散漫なのですが、これが当麻の頭の中だということと、だいたいの皆の関係性とか設定を理解していただくために、このような形にしました。

当麻の役目は『記憶バンク』
つまり、今までのすべての記憶を持っている、まさに記憶の銀行(←そのままだってば)でございます。
辛いことも哀しいことも何もかも、当麻は忘れることが出来ません。
人を殺した記憶も、仲間を殺された記憶も、すべて色あせることなく当麻の中に永遠に残ってます。
これは考えてみると、とても恐ろしいことだなあ……と。

記憶バンクの役目を担い、当麻は日々苦悩しております。
そのなかでのわずかな安らぎは伸の元にいる時です。伸が醸し出す空気が好きです。伸の作る料理が好きです。伸の笑顔が好きです。当麻はずっとずっと伸をみつめています。
ホント、報われない人にならないようにと、日々頑張っている当麻君なのですが、相手が遼一筋(?)の伸ですから、なかなか想いを口にだせません。

当麻にとっても遼は特別です。これは、他のみんなと同じく、遼が守るべき者だから。
また、征士は信頼できる相手です。これは、彼の中の夜光の存在が大きい為なのですが。
天城にとって夜光はとてもいいお兄さん(?)でした。水凪が烈火になついたように、天城はどちらかというと夜光になついていたふしがあります。普段は“征士”と呼ぶのに、無意識に“征”と呼んだりすることがあるのは、征士の中の夜光を呼んでいる時が多いです。ま、本人に自覚はないのだが……
秀はみんなと出逢う前、小学校の頃に、すでに逢っていたので、一番長いつきあいの仲間です。
だから、秀は当麻の想いの深さを知っています。でも、そんなこと特に話さないのは、彼のおおらかな性格と優しさ故です。

当麻の伸に対する想いはもう、一言では語り尽くせないものがあります。

もし、伸が女の子だったら、もっと簡単に当麻は伸に想いをうち明けて恋人にでもなれたでしょうが、伸はあくまで男の子です。
また、当麻の伸への想いは性欲を越えた想いであります。そう信じてます。
好きだから触れたい。という想いはもちろんたくさんありますが……

当麻の伸への想いは、この話のラストシーンの当麻の台詞が全てでございます。

今後、当麻の伸への想いはエスカレートする事はあっても、冷めることは永遠にないでしょう。
たとえ、相手がどうだろうと、ずっと当麻は伸をみつめていくでしょう。

いつの日か当麻の想いが届くことを祈って、このへんで終わりにしたいと思います。

ということで、私の勝手な羽柴当麻についての講座でした。
こんな、報われない子ですが、
あなたのお気に入りになってくれたら幸いです。

FARADON 記   

 

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