記憶の中で・・・[後記]

お疲れさまです。如何でしたでしょうか。

守りたくて、守りたくて、守りきれなかった、彼の人。
かなり昔から、このフレーズが頭の中を駆けめぐっていました。
烈火は本当のリーダーであったが故に、生き続けることが出来なかった悲しい人です。
責任感が強く、優しく、理想の人物でした。
どんなに時が流れても、何度転生を繰り返しても、水滸の戦士は烈火の事だけは忘れないでしょう。

伸の事を好きになって、小説を自分で作るようになった最初から、烈火という人物は私の中にいました。
でも、それは水凪の中にある烈火像だったので、未だに本物の烈火の真実の言葉は私には解りません。(無責任だと石投げないで下さい)
これから、烈火が生きていた時代も考え、もう少し烈火を人間にしてあげようとは思っております。
いつまでも偶像崇拝の対象じゃ可哀想ですし。

みんなが転生をしている中、遼のみ烈火の転生した姿ではありません。(征士はちょっと置いといて下さい)これも、最初から考えておりました。
遼はリーダーなのに、ちっともリーダーらしくありません。(だから石投げないでってば)でも、みんなにとって遼はいつも特別でした。何がどうと言っていいか解りませんが、とにかく特別な存在です。
それは、彼が守るべき者だから、特別なのです。
では、何故彼は守られるべき存在なのか。

そう考えて、ああ、遼は純粋無垢な赤ん坊と同じなのだと思いました。
無条件に守られるべき存在。赤ん坊。

そして、烈火と遼の繋がりができました。

伸は烈火に遼を託された時から、変わらず遼を想っております。
でも、それは遼自身を伸が好きなのかと言うことになると、少しだけ疑問符がつきます。
いえ、好きなことは好きなのですが、たまに息苦しくなってしまうようです。
だから、当麻、君にもチャンスはあるんだよっと。
すいません、話がそれてしまいました。

烈火のイメージは私の大好きな漫画家、竹宮恵子大先生の作品 「地球へ・・・」 の中に出てくるソルジャー・ブルーの存在が大きいです。
モデルにしたというわけではありませんが、少しだけ似ているところがあります。

あと、イメージソングは、知っている人は知っている谷山浩子さんの 「ボクハ・キミガ・スキ」 というCDの中の 「約束」 という曲がイメージです。
とてもステキな曲なので、もし宜しければ一度聴いてみて下さい。
この曲。
炎の中の烈火と、赤ん坊を抱いた水凪を思い浮かべながら聴くと、かなりいい感じです。
なんて、自己満足の極みですね。しくしく……

ということで、これから、烈火がどう変わって行くか解りませんが、
あなたのお気に入りになってくれたら幸いです。

FARADON 記   

 

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