夢の跡地 [後記]

お疲れさまです。如何でしたでしょうか。
レオクラです。ようやっと本気のレオクラです。これ以上ないくらいの完全なレオクラです。
やったー。
やっと書けました。万歳!!!

これで、私がレオクラに対して本気だってこと、分かっていただけたんじゃないでしょうか。
っていうか、あまりに気合い入れすぎて、すっっごい甘々になっちゃって、ちょっと砂吐きそうなんですけど(笑)。
まあ、うちのクラピカは女の子なんで、いつものBLに比べると、なんか後ろめたさがないっていうか、やっちゃいけないことをしている感がないので、その分、直球になってしまったような気がします。
と言っても、腕枕と口移し&キスだけなので、可愛いもんですが。
基本、(他ジャンル作品でも言わせてますが)腕枕系といいますか、相手の肩にもたれて眠るのが一番好きなんですね。自分が心地良いから。
普段眠れない(眠らない)クラピカだったら特に。レオリオのあの提案は本当に救いになったんじゃないかなあと思っております。
最初はもっと重い話になるかも……って思ってたんですが、書き始めてみると案外(場面のわりに)軽い話(というか甘い話?)になりました。
これもレオリオのおかげでしょう。
根っからのコメディアン(←失礼)っていうか、彼は自分の意志で、重い場面を明るく変えてくれます。
ゴンって、もともと闇がないから明るいじゃないですか。
でもレオリオって、実はちゃんと闇を持ってるのに、意志の力で明るくしているような気がするんです。
もちろん楽天家であることに間違いはないんですが。


さてさて、ここから先は私の妄想(暴走)なので、読みたい人だけ読んでください。

 

レオリオとクラピカ。どちらが先に惚れたのかっていうと、きっとレオリオが先だと思います。
一目惚れですし(笑)。
でも、自分の気持ちを自覚したのはクラピカの方が早いかなあと。
レオリオの場合、一目惚れしたのは事実なんですが、でも相手は少年(だと最初思ってた)し、自分は自他共に認める(?)女好きであるはずだし、そんなことはない。これは友情なんだ。なんて言い聞かせてたりしたわけです。はい。
ま、自分で認めてなくても、そうなんだろうなあっていう自覚は若干あったでしょうが。
でなきゃ、軍艦島でハンゾーと部屋替わったりしないだろうし(笑)。

なんというか、他のところでも言っておりますが、あの旧アニメは本当にレオクラな人間にとっては、どの回も神回でございました。

まず出逢い。
画面にちらちら映るわりに、全然言葉を発しなかったクラピカ。
初めてまともに声を出した時、レオリオがやっとしゃべった〜的なことを言いました。
あ、声が聞きたかったのね。
ってか、港街で初めて見かけてからずっと気になっていたのね。
それってもしかしなくても一目惚れでぃすか?
って、あの瞬間思いました。

そして、サトツさんに付いて長い長い通路を走っていた時に語ったレオリオの過去。
それを聞いた後のクラピカの言葉。
「なれるといいな」
「おうっ! なってやるよ。ハンターに」(的な返しがあり)
「そうじゃなく、医者に」
「…………」
そうなんですよ。
ハンターにじゃなく、「医者に」、なれるといいな。
クラピカはそう言ったんです。あの時。
レオリオの一番中心にある核に真っ直ぐに届いたであろうあの言葉。
もうもうもう。
あの一言で私の心臓はキュンっとなりました。
もちろんレオリオもそうだと思います(笑)。

そして私的一番のお気に入り。トリックタワー。
我等がアイドル(←おい)マジタニくんの生死をかけた戦い。
賭に勝ったレオリオがクラピカに言いました。
「クラピカ。お前の誇りの後始末。つけてやったぜ」
あの言葉を聞いた瞬間のクラピカの泣きそうな笑顔。
クラピカが完璧レオリオに惚れたのは、あの瞬間だと思っております。
まあ、そのあと、レオリオ自身がいろんな意味で大失敗を起こして、すべて台無しにしておりますが。そこはご愛敬ということで。

そして何と言っても軍艦島。
わざわざ決まってた部屋割りを取り替えてまでクラピカと同室になろうとしたレオリオ。
クルタ族の船の中。本当なら1人で火葬にしたかったのではないかと思えたのに、レオリオのことを追い返そうとしなかったクラピカ。
あれは、いつもいつも自分一人で立っていたクラピカが、そばに誰かがいることを許した(誰かにいて欲しいと思った)瞬間なんじゃないかなあと思いました。
海の底から戻ってこないレオリオを思い、普段の冷静さを欠いたクラピカ。
仲間全員の命か、レオリオひとりの命か。
最後までどうしても選べない二者択一。
本当にこの二人。どれだけお互い好きあっているんだよー。
ってな事を、それこそ1話30分の間に何度感じたことか。
あの軍艦島のオリジナルストーリーは、レオクラの為のエピソードだったと思っております。(←おい)

そして、ゼビル島で、他の誰でもないレオリオと同盟を組むことを決めたクラピカ。
クラピカ(とゴン)の身を案じて同盟を破棄すると言ったレオリオの優しさ。

あ、あと気になったのが、レオリオがポンズの事を「俺の姫さん」と言った時、クラピカがピクッて反応してたところ。
あれってどう考えてもやきもちですよねっっ?(笑)。
ということは。
軍艦島で自分の気持ちに気付いたクラピカ。
それが確信へと変わった瞬間なのではないでしょうか。
なんちゃって。

そして、洞窟から無事脱出した後の二人。
何も言わずレオリオの脇腹を突くクラピカ。
どうってことない場面のはずなんですが、何でだろう。
「早くしろ」とか、「何をやってる」とか、もし一言でもクラピカが言葉を発してたら、印象は全然異なったものになったんでしょうけど、あの”何も言わない”という所が、ちょっとドキッとしてしまったんですよ。
あのクラピカの仕草が何となく、長年一緒にいる恋人同士のように見えたんですよね。
何も言わなくても、お互いの言いたいことなど全部分かってますよ。
って、そんな感じって言ったらいいのでしょうか。

そして、その後、最終試験までずっと。
まるで夫婦漫才でもしてるのかと思うほど、場面の随所で二人は絶妙な会話を展開してくれました。
目と目を見合わせてフッと笑い合う場面もたくさんありました。
いつでも、どんな場面でも、気がつけば二人は近くに立っていました。

そして、しばしの分かれの後。
ヨークシン編。

クラピカは1人で行動していて、レオリオどころか、ゴン達もなかなか連絡が取れない状態が続いてました。
あれは、クラピカがわざと独りになろうとしていたのだと思います。

で、ようやく繋がった電話。
レオリオが電話に出たとたん、いきなり通話を切ったクラピカ。
それまでは、いちおう会話を続けていたのに、レオリオが出たとたん切るなんて。
ある意味とても分かりやすい人だなあと。

その後、ゴンやキルアの言葉(オレ達もあいつを止めたいんだ等)は思いだしても、レオリオのことは頭から消そうとするかのように必死で考えないようにして。
それでも、最後の最後、クロロと対峙した時、迷いに迷ったクラピカの頭をかすめたのは、他の誰でもないレオリオの顔。
あ、そこで出てくるんだ。レオリオ♪

デイロード公園での電話越しの再会も。
あの時のクラピカは完全に少女。恋する少女にしか見えませんでした(笑)。

そして、今回のクラピカ発熱事件を経て、空港での別れ。
レオリオがクラピカを見る視線のなんて愛おしそうなこと。
もう見てるだけでこっちが赤面しそうなあんな表情で見つめられたら、どうにかなりそうです。(←誰が?)

って、今あげたほとんど全部、旧アニメオリジナルのエピソードや台詞です。
旧アニメスタッフの方々。本当に素敵なレオクラを見せてくださって有難うございます。

すいません。本気で脳味噌腐ってますね。

って、まあレオクラに限らず、旧アニメで追加されたあらゆる場面や台詞は、不思議なくらい私の心にガツンときたものが多かったです。
これはレオクラに限らず、ですね。
例えば、キルアの家へ向かった時の、カナリアのエピソード。
ゴンが真っ直ぐな目をして繰り返し「君は誰?」ってカナリアの名前を聞き続けていた所。
あの場面もオリジナルでした。

そして、4次試験でヒソカにやられたゴンが回復するまでの期間。
じっくりじっくり描いてくれて、ゴンっていう少年の心情や心の変化がとても分かり、ゴンの事が本当に愛おしくなりました。
そして、その後、クラピカ達と合流したあとのゴン。
何も言わなくても、歩いている背中を見てるだけで、ゴンの張りつめた想いが伝わって来てました。
あれはホントすごいと思います。
まあ、あそこの一連のゴンはコンテやシナリオだけじゃなく、竹内さんの演じ方も素晴らしかったってことでしょうけど。

そして、ヨークシン編で、クラピカが鎖野郎だと(つまり、ウボォーを殺ったのがクラピカだと)知った瞬間のゴン。
走ってた足を止め、「ホントに……?」と呟くようにキルアに聞いた声。
たったそれだけの、ほんの一瞬の事なのに、私、大泣きしました。
あの時、言葉に出来ないあらゆる想いがゴンの頭の中にあったんだろうなあと。
そんなふうに思わせてくれました。

とにかく言えることは、あのアニメは、心の方向性が、私が感じているものと完全に一致してたんだと思います。
私は、アニメを見てから原作を読んだ口なのですが、原作を読んで一番ビックリしたことは、私が気に入った台詞のほとんど全部がアニメオリジナルのものだったってことでした。
もちろん、H×Hが面白いのは原作ありきであることは間違いないんですが、それでも。
此処まで言葉や気持ちがしっくりくるっていうの、なかなかないですよ。
原作そのままの場面の中に、少しずつ差し込まれるオリジナルの台詞や仕草、表情、それらがすべて、私の中で完璧に違和感なくマッチしたんです。
これってすごいことです。
この作品(旧アニメ)に出逢えて、本当に良かったと思っております。

ゴンもキルアもレオリオもクラピカも本当に大好きです。
素敵な少年(少女?)達です。

そして、重くて苦しくて哀しい過去を持つクラピカには、やっぱりレオリオという光が必要なのだと。
それだけは思うのです。
レオクラ万歳。

貴方の進む道が地獄へ続く道だとしても、それでもずっとずっと手を差し伸べていたいと思います。

FARADON 記

 

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